高速道路と豚骨の話
ついに卒業旅行まで一週間と迫った。
改めて「卒業するんだなあ」って実感が湧く。
各種代金の支払いや予約なんかは当然済んでいるし、あとは皆が健康体で出発日を迎えるのみ!
だがしかし、出発にあたって一つ懸念事項があった。
それは高速道路だ。
旅行先では足は基本的にレンタカーになるため、当然運転手が必要になる。
だが自分を除くほかのメンバーはほとんどペーパードライバーだ。
必然自分が運転するしかあるまい。
運よくここ2年ほど車を転がす機会があったため、以前ほど運転に対して抵抗感は無い。
一般道に関しては。
実は自動車学校の高速教習以降、高速道路に1度として乗っていない。
そのため高速道路に対して漠然とした不安があった。
だから、今回はその不安を払拭するためにさして用事があるわけでもないのに往復1240円かけて予習することにしたのだった。
10時ごろに最寄りのインターチェンジから高速道路に突入。
先ず速度帯の違う車線への割り込みにひやひやした。
40km/h以上の違いがある道路への割り込みは軽乗用車ではいささか大変に感じる。
大人3人分の重量を載せて坂道を駆け上がり、さらにそこからスピードを急激に上げて隣の車線に割り込む。
さすがに無理やりだったか、エンジンが悲鳴を上げてた。
ただ、いったん乗ってみると思いのほか速度に恐怖感を抱くことはなかった。
むしろ前の普通乗用車の遅さに若干イライラしていたくらい。
隣に親が座ってさえいなければ追い越していただろうなあ。
今から考えると高速初心者が調子乗るなよ、って感じだけれども。
そして料金所。
今日乗っていった車はETCを搭載していなかったため一般車用のゲートを追加したけれども、これが思いのほか面倒だった。
特に料金の受け渡しが億劫。
レンタカーは乗ったことがないからわからないけれどもETC、搭載しているといいなぁ。
そして、降りた先で加治木まんじゅうを買ってそのままUターン。
久々に買ったけれどもやっぱりおいしいなぁ。
甘いものは正義だわ。
昼食は「ふぁみり庵はいから亭」でとった。
テーブルにあった小さなPOPに”とんこつ丼”なるものが紹介されていた。
ちょうど一週間前、1月の終わりに放送された「秘密のケンミンショー」で鹿児島県のとんこつが紹介されていたから、らしい。
値段的にもほかのメニューとそこまで差はなかったため注文。
出てきたのはこんな感じ。
そこそこの量のご飯の上に
- とんこつ×3
- キャベツ たくさん
- 煮芋×2
- ごぼうとたくあん たくさん
が載せられていた。
正直、食べていて疲れた。
全てがご飯の上に乗っているがゆえになかなかご飯にたどり着けないし、後半になると一番下の層の漬物だけでご飯を食べているような気分になる。
序盤から白飯と食べようと思えば上に乗っている具材をほじくり返さないといけないから見た目も汚い。
メニュー名を否定するようだけれども、これは丼ものにするべきじゃなかったね。
とはいえ豚骨自体は割と好みな味付けだったりする。
鹿児島県民ですし。
ただやっぱり肉はほかの具材と煮汁に浸ってこそだとも思う。
鹿児島を離れる前においしいお店の豚骨を食べに行かなきゃな。
追記
途中のパーキングアリアでこんなものを見つけた。
鹿児島を代表する偉人、西郷隆盛をかたどったチョコ。
甘いにおいと反して食欲をそそらないパッケージ。
でもこんな物でも、POPで謳われているようにバレンタインのチョコとしてもらえればうれしい。
親以外の誰か、俺にくれないかなぁ。