ガールズ&パンツァーとタチコマの話
ジムからの帰り道、「ガールズ&パンツァー」を借りてきた。
というのも最近Twitter上で「ガルパンはいいぞぉ」ってツイートをよく見かけるからだ
最近では「アウトデラックス」に蝶野正洋が登場してガールズ&パンツァーについて熱く語っていたようだし。
googleで「蝶野」って打つと予測変換で「蝶野正洋 ガルパン」って出てくるくらい話題があったみたい。
そこでこの期に視聴してみようと思い立った。
自分でも宣伝のし甲斐がある視聴者だと思う。
内容は、
戦車を使った武道である戦車道が華道や茶道と並び大和撫子の嗜みとされている世界を描いた物語で、兵器である戦車を少女達が運用するという、ミリタリーと萌え要素を併せ持つ作品。
らしい。
試合には実弾が使われているし戦車自体もモノホンの鉄の塊なのに、なぜか作中で一人も死傷者は出ない。
上から頭を出してても機銃の弾はかすりもしない。
殺し合いを描く作品じゃないからだろう。
視聴してみた感想は、
ストーリーはともかくキャラの掛け合いが非常にイライラする。
語尾が特に変だったり、やたらと特異なキャラを執拗に推してきたり、必要以上にアホキャラのアピールをしたり・・・
特にイライラしたのが風紀委員の「園 みどり子」
作中キャラの中でも特に声が印象的で甲高いような、濁ってるような、そんな声
別に不快にさせようとか思ってやってるわけではないと理解はしているんだけれども・・・
人の声で不快になったのは妹以来2度目かもしれない。
一応アニメシリーズだけ視聴してみた結果、「二度目はないな」と感じた。
それがOVA6本、劇場版も作成されるまでになったのは生粋のミリタリーファンのお陰なんだろうか。
観終わってみても「ガルパンはいいぞぉ」とは言えなかったな。
ただ、すみぺの「カチューシャ」は良かった。
戦車といえば、
同じアニメ作品の中に「多脚戦車(通称タチコマ)」って戦車がある。
「攻殻機動隊」に登場する架空の小型戦車だ。
人工知能 (AI) を搭載し、自ら「思考」する「戦車」である。4つ(または6つ)の脚と2つの腕をもち、機関銃やランチャーなどの攻撃機能の他、衛星との通信機能を保有するものもある。
主に一人用で、小型で便利な足を保有するため飛び跳ねたり液状ワイヤーを駆使したアクロバティックな戦闘ができる。
でもタチコマが本当にいいのは機能面ではなく、そのAIのほうだ。
人工知能ではありながらも作中で「自我(ゴースト)」を持つようになり、思考が並列化する仕組みでありながら個体差まで獲得する成長っぷり。
一時はその成長がエラーだと思われて処分されてしまったこともあったけれども、主要メンバーのピンチには自分の意志で現場に駆けつけ、身を挺して主人を守った。
攻殻1期・2期どちらとも、最終的に「タチコマは神だった」で事足りるくらいの活躍ぶり。
本当、タチコマ超かわいい!
人工知能の進化の危険性について卒論に書いた自分ではあるけれども、タチコマの技術に関しては本気で実現してほしい。
結局のところ、ガルパンを観ていたはずなのに気づけば心の中にはタチコマがいた。
だから視聴後、自分が言うべきなのは
「タチコマはいいぞぉ!」、だろうか。