天邪鬼ですよ

致命的に素直さに欠けるにわかサブカルクラスタの日記

「武器としての決断思考」の話

昨日父親が職場から持ってきた雑誌に、祖母の家の近くに在るフランス料理店の広告が載っているのを見つけた。

通りがてらよく気にはしていたからこれを機に予約してみようと電話した。

どうやら今週は予約が埋まっていたらしく、来週に予約を入れた。

雑誌の写真じゃ肉厚のステーキなんかも出しているらしく早くも来週が楽しみだ。

欲を言えば若手イケメンシェフの営む個人経営のイタリア料理店だったらなおよかったんだけれど。

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午後のトレーニングから帰ってきたあと、「武器としての決断思考」を読んだ。

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この本は2年前、司書課程の授業の際に課題として渡されたもので教諭の退職記念にそのまま頂いた本だった。

内容が就活を控えた自分にとっては惹かれるテーマであったから強いられるまでもなく読んだはずなんだけれどもほとんど覚えていなかった。

そこでもう一度読んでみることに。

 

この本のテーマはざっくりいうと、ある問題に相対したとき自分の中で「○○をするか、否か」って議題まで細分化をし、そこから正しいディベートの手順をもとに自ら論理的に決断する、方法を「武器」として読者に伝えるってものだった。

筆者が「NPO法人全日本ディベート連盟代表理事」って肩書を持っているからか紙幅のほとんどがディベートの基礎知識についての説明になってしまっていたけれど。

 

その中でも特に重要で、そして覚えにくいものが「反論」だろうか。

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筆者曰く、考えに対する反論を論理的に行うにあたっても決まった角度があるらしくその数はメリット・デメリットそれぞれ合わせて12個も。

具体的には考えの論理性を構築する”内因性・重要性・解決性”(デメリットの場合は”発生過程・深刻性・固有性”)にそれぞれ2つずつ。

日頃からディベート思考を行ってるならば訳ないのだろうが練習問題を数回やったくらいじゃなかなか頭で理解するのは難しいな。

 

あと、「武器としての情報収集力」の章では数日前に読んだ「入社1年目の教科書」にも書いてあった「情報は原典を探れ」って言葉が載ってあった。

これまで、あまり重要度の高くない情報や間違っていたとしてもあまり問題にならないような環境で過ごしてきたためか「情報の信頼度」ってことについて頓着してこなかったけれども社会人としては当然ダメみたいだ。

情報を得る際は大衆に飲まれず自分の労力で得た・検証した情報のみを採用するべきだって考えは正しいとは思うけれども行動に移すのはかなり難しいだろう。

ましてこの本の筆者はディベート思考の持ち主だからそれに加えて、全く正反対の情報も探してきて2つを比較検討して信頼性の高そうなものを採用する、なんて手間のかかることをやってる。

いくら年を重ねてもこんな考え方できる気がしない。

 

本の最初のほうに「ディベートは準備が8割」って言葉がある。

読み終わった後だと全くその通りだと思うんだけれども、そもそも全体の仕事量が膨大だから、いくら割合が変動したところで今の自分には難しいだろうな。

だからこそ今後数年でできるレベルまで上がらないといけないわけなんだけれども。

さて次は何の本を読むかね。

自己啓発本もそろそろ飽きたしなぁ