「世界の日本人ジョーク集」の話
今朝、私用でいずろ通りのほうへと向かっていたら角の坂本龍馬とお龍の像の首にネックレスがかかっていた。
これは当時お龍がつけていたネックレスかな、って思ってツイッターにあげたらなぜかパワーストーン関連のアカウントにリツイートされてて困惑した。
どうやら「パワーストーン」って単語に反応して節操なしにRTしまくってるアカウントみたいね。
会話に水を差されたようでなんか嫌だった。
午後からは家庭教師が来る間に積ん読を処理しよう、と思って待ち構えていたけれども家庭教師が私用で急きょお休みになったらしく普通の読書タイムになった。
読んだのは「世界の日本人ジョーク集」
本の中には有名な”「みんな飛び込んでますよ」で船から飛び降りる日本人”のジョークも掲載されていた。
これは日本人の同調意識を皮肉ったジョークやね。
そのほかにも
- ハイテク国家像(最先端技術・模倣)
- お金持ちの国(裕福さ・物価の高さ)
- 日本人の勤勉さ(真面目さ・仕事人間)
- 日本人的アイデンティティ(集団行動・時間に正確)
- 日本の宗教・歴史
- アニメ文化やスポーツ
といったことについてのジョークが並んでいた。
個人的に一番面白かったのは
・抗議
ある時、アメリカの新聞が「日本人は表現が曖昧で、何を言いたいのかハッキリしない。日本人は堂々と主張ができない民族だ」という題名で特集を組んだ。数日後、日本人らしき人物からの投書があった。それにはこう書かれていた
先日の貴誌の記事についてですが、より幅広い議論を検討していただいた上で、前向きに善処していただければ幸いと存じますが、いかがなものでしょうか。
匿名希望
確かに何言ってるのかさっぱりわからん。
これは日本人の「自己主張の弱さ」や「事なかれ主義」を皮肉ったジョークだ。
また、こんなのもあった
・日本を怒らせる方法
各国の政治家が集まって「どうしたら日本を怒らせることができるか」について話し合った。
中国の政治家が言った。
「我が国は潜水艦で日本の領海を侵犯した。それでも日本は潜水艦を攻撃してこなかった」
韓国の政治家が言った。
「我が国は竹島を占領した。それでも日本は攻撃してこない」
ロシアの政治家が言った
「我が国はもう長きにわたって北方の島々を占拠している。それでも日本は攻撃してこない」
それらの話を黙って聞いていた北朝鮮の政治家が、笑いながら言った。
「そんなこと簡単ですよ。我々が核兵器を日本に使いましょう。そうすればさすがの日本も怒るでしょう」
するとアメリカの政治家が首を横に振りながらこう言った。
「無駄だね。それ、もうやったもの」
今からちょうど10年前に発売された本のはずなのに、書いてある日本の現状は今とほとんど変わってない。
隣で核実験をしていても国内でその制裁の話を差し止める議論をやってるんだから笑える。
日本のノーガード戦法を各国は呆れを通り越して不気味にすら感じているんじゃないかな。
このジョークの前のページにこんなもの載ってあった。
・信頼できる政党
日本国民の安全と財産を守る三大政党とは?
三位 ・・・民主党
二位・・・自由民主党
一位・・・共産党
情報社会になって、学校で日本人独特の考え方の問題点なんかの授業を受ける機会や社会人になってからも学ぶ機会はたくさんあるのにこの旧態依然とした状勢は何なんだろうか。
引き継いでいくべきものだけが廃れてるって、指摘されててそれは今でもきっと言えてる。
作者のあとがきの最後にこんな言葉が書かれてた。
「冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ」
追記
・日本人の嘘
日本人というのは嘘つきである。
不況だというのに 、グランドキャニオンは日本人旅行客だらけではないか
忍者はもう存在しないと言うのに、シアトルにはいたではないか。
「シアトルの忍者」というのは野球選手のイチローのことらしい。
先日、ニコニコ動画でこんな動画を観た。
イチローの忍者的(変態的)走塁集 ‐ ニコニコ動画:GINZA
久々に動画を見て爆笑した。
解説者のコメントがいちいちツボをついてきて笑いが止まらない。
やっぱり向こうの人は日本人なんかよりよっぽどジョークに触れる機会が多いんだろうな。