「伝説の新人」の話
入社まで残り1週間を切った。
来週の今頃は家を離れている、って考えると実感がわかないなぁ。
そんな今日、ついに1か月前に購入したプロテインを消費しきった。
度のあってない左目のコンタクトやタオルを忘れたことによるシャワーなしの不快感とも戦いながら。
当初は10食分ってすぐ無くなるって思っていたけれども、ここまで引っ張るとは思っていなかった。
実感としては若干右の腹筋が割れたかな?
でもプロテインの効果か、って言われるとそれも怪しい。
まぁ、あと何回行けるかわからないけれども、ギリギリまで肉体改造頑張るべ。
あ、あと自炊の練習も。
今日は鶏つくねとぶりの照り焼きを作った。
今日は「伝説の新人」を読んだ。
前回の「君は本当に出世したくないのか?」に通じるものを感じて購入したけれども、こちらは目指すフィールドが1段高かったみたいだ。
「優秀」を更に飛びぬけた「伝説」を目指せ、って言ってんだから。
サブタイトルにもなってる「20代でチャンスをつかみ抜ける人の10の違い」っていうのは
- 伝説の新人はスタートが違う
- 伝説の新人はチャンスのつかみ方が違う
- 伝説の新人は当事者意識が違う
- 伝説の新人は目標設定力が違う
- 伝説の新人は時間の使い方が違う
- 伝説の新人は解釈力が違う
- 伝説の新人は好かれ方が違う
- 伝説の新人は伝え方が違う
- 伝説の新人はスキルの盗み方が違う
- 伝説の新人は読書量が違う
だった。
どれも今まで1度は先生や先輩なんかから「やったほうがいいよ」って言われたような事ばかりのような気がする。
なんか久々に自己啓発本!ってのを読んだ気がする。
具体的には筆者の経験や「伝説の新人」って呼ばれた人の体験談から新人時代のハウツーを説明していってる感じ。
ただ、求めているレベルがこれまで読んできた本と比べるとかなり高め。
先ず、新人であろうと失敗は許されない、ってスタンス。
これは「伝説」って言われるレベルへの到達を求めているんだから当然なんだろうけれども、失敗が許される新人時代って「ゆりかご」のうちに成すことをなしなさい、って考え方と真逆のスタンスだった。
たとえ新人時代であったとしても1回でも下手を売ったら周囲は幻滅し、チャンスは遠のき、長期間にわたって負のイメージを背負うことになり、リカバリ不能の事態に陥る、みたいな書き方がされてて一気に働くことへのプレッシャーが強くなった。
次に、冒頭で言われていたことだけれども「20代のうちはワーク・ライフ・バランスなんてもってのほか、起きている時間はすべて仕事に使え」って考え方。
確かに同期から一歩でも先んずることができれば、出世への大きなアドバンテージになるし、良い習慣を早いうちに身に着けておくってのは大事だけれども、そこまでのストイックさを自分に課せってプレッシャーは重過ぎる。
しかも先に書いた通り失敗のリカバリってのは基本的にできないわけだから、内定後の研修(と称した資格取得)でトップでない自分はすでに社会人として死んでいるのと同義ってことになってしまうわけで…。
いやぁ、先は真っ暗だ、ははは。
とはいえ、すでに死んでいる自分にも使えそうなこともあった。
特に「チャンスのつかみ方」と「当事者意識」の話。
前者は求められたことに関しては1%上乗せして101%で返せ、ということ。
後者はどんな問題にあたっても当事者意識を持ちなさいってこと。
この二つは今までの経験(ゼミ活動・バイト)を振り返ってみて自分やほかのメンバーに足りていなかった事として頭に入ってきやすかった。
バイトではどんだけ働いても給料は同じ、多少上がったところで大きな変化はない、って考えて求められた分は波風が立たない程度に返していたけれども、それは前の本でいうところの「対価意識の誤解」に当たるんだろうな。
常に求められた以上のものを与えることができたなら、そりゃあ自分に集まる期待の量も大きくなるしその分評価も高くなるだろうな。
当事者意識のほうは主にゼミのほうだろうか。
なんとなく今までのゼミ2つともなぜかメンバーの当事者意識が著しく欠けていて、自分が労働も責任も取りっぱなしだったように感じる。
そして自分よりできる人の集団に所属しているときには自分の当事者意識の無さを実感する。
別に仕事をしない、ってわけじゃないけれど自分の仕事にしか当事者意識を持っていないから大局を見ていないわけで。
だからこそ、プロジェクトの大前提を無視した個人プレーに徹してしまったんかな。
あぁ、思い出したらムカムカしてきた。
まぁ学生団体とかサークルとかバイトとか、いやになったり居心地が悪くなったりしたら「いちぬけた」ってできるけれども、入社してからそれしたら今度こそ死んでしまうからなぁ。
もはや「伝説」を狙える位置ではなくなってしまったけれども、それでも「優秀」を狙えるくらいまで頑張れるように、todoリストを作っておくかな。