「君は本当に出世したくないのか?」の話
今朝早くから整骨院に出かけた母親。
帰ってきたら「帯状疱疹」と診断されたらしい。
2週間前にタケノコを掘りに行ってからやたらと左腕のしびれを訴えていた。
疲労していたところにウイルスが再来しちゃったんかな。
前のバイト先にも帯状疱疹が原因で2か月休み→フェードアウトって人がいた。
そういう前例を知っていたから大病ってイメージがあったけれどもそこまで酷くなるのはまれみたいで大体は2週間程度で収まるみたいね。
母親の不調は家族全体に及ぶから養生して早く良くなってほしい。
家庭教師が家に来るのもなんだか久々って感じがする。
振替休日を挟んだからかな。
今日読んだのは「君は本当に出世したくないのか?」
なんだか出世っていうとドラマや周囲の影響で「責任が伴う」「意識高い」「目をつけられる」ってマイナスイメージのほうが大きくてあまり声高に主張しずらい…
でも筆者曰く
出世とは社会や組織で多くの自由を獲得し、より幸せになる手段である。
出世を目指さなければ、社会や組織で満足を得ることはできないようになっている。
らしい。
「自由を獲得する手段」っていうのは組織の上下関係から脱却するための手段として、
「満足を得ることはできない」っていうのは、出世に伴う責任は他人に使われてばかりの苦労より幾分もマシってことみたい。
特に自分が印象的だったのは『鏡の国のアリス』のフレーズ
ここでは同じ場所にとどまるためには 、必死で走らなきゃいけないのだよ
よそに行きたければ、せめてその倍は走らないとね。
確かに就活中、説明会や面接で「社会人にとって停滞は死んでるのと一緒」みたいなのをよく聞いた。
だからこそ、「特権的な地位」である新人時代に失敗を経験しておかねばならない、らしい。
2章には出世のための五か条が紹介されていた。
- 組織における自分の位置を正確に測定する
- 結果と成果とを適切に区別する
- 変化と成長を意識する
- 仕事の目的と人生の目標とをリンクさせる
- 誤解と錯覚によって、自分の行動を制約しない
①は「社会では決定権者は第三者である」ってことだろうか。
自分がいかに努力をしたところで、それを上司や顧客が評価してくれなければ「何もやっていない」のと同じこと。
出世の本質は「他者からの評価」の上に成り立つものだ、ということだ。
②は「結果」は他社からの評価によって「成果」になるということ。
自分の範囲内の仕事をこなしたところでそれは「結果」を出したにすぎず、本当に重要なのは他者からの評価によって得られる「成果」であり、それを積み重ねていくことが出世の条件らしい。
③は第三者は「変化」しか評価してくれないということだ。
成長とは変化をし続けることであり、第三者はその成長の伸びしろまで評価して出世を決めるらしい。
④は長期的な「人生の目的」と短期的な「仕事の目標」をリンクさせろということだ。
人生は長い期間を要する「すごろく」のようなものである以上、途中で本来の目的を忘れてなぜ自分が現在の目標に向かっているのかわからなくなる時が来る。
そんな時に目的を再確認することで自分自身と相談することができる。
⑤は出世の4条件を阻害しうる
- 苦手意識(本番や英語等へのプレッシャー)の誤解
- 対価意識(報酬と仕事量)の誤解
- 判断能力(セルフ・ジャッジ)の誤解
- 必要な恐怖(死に直結する恐怖)に関する誤解
を解消するべきということだ。
どうにも一度読んだだけでは内容を半分も理解できてないみたい。
しばらく時間をおいて、1週間後にもう一度読み直してみないとだな。