自然食レストラン「山有」の話
昼食は鹿児島市は新たに構える「自然食レストラン 山有」でとった。
前々から住宅街にきれいな建物が建っているなぁ、と気にはしていたのだがそれが庶民派なレストランだと知ったのは最近のことだった。
なんでも200円のサラダバーがたいそう美味しいらしい。
外観の綺麗さも相まって前々から1度入ってみたいと思ってはいた。
そして今日、ようやっと入るきっかけができた。
しかも親の金で。
外観の凝った作りとはうってかわって駐車場は意外と狭かった。
まぁでも少し離れたところに第二駐車場があるらしいからそこまでカツカツでもないのかも知らん。
店内は、入ってすぐのところに野菜や加工品が売ってあるコーナーがあった。
そしてその横にカウンター席とテーブル席が10卓程。
なんだか道の駅みたい。
そういえばそこそこ近くに似たような作りの「地球畑カフェ」っていうこちらも自然食レストランがあったなぁ。
2年ほど前にイベントで使って以来1度も行ってない・・・
野菜カレーはそこそこおいしかったけれどもすこし野菜の主張が強かった気がする。
話を戻して、
席について赤魚の西京焼き定食を注文。
運ばれてくるまでサラダバーを食べとく。
種類は
- 大根サラダ
- 水菜のミックスサラダ
- 蒸しキャベツ
- おからのサラダ
の4つとスープ・コーヒーだった。
最初は母親絶賛の蒸しキャベツから。
家で作るのよりも柔らかくしなっとしていているのに過剰に水っぽくなく、とても食べやすい。
ほかのサラダもほかの店で出るようなものよりもずっと丁寧に作ってあって、正直これだけでも十二分に腹は満たせそうな勢いだった。
その中でも特に美味しかったのが「おからのサラダ」だった。
どうにもおからっていうと豆腐の搾りかすってイメージが先行してパッサパサで美味しくないって印象が強かったけれども実際に食べてみると全然違った。
しっとりしていて口当たりまろやか!しかも不快にならない程度に甘い!
あれ?おからってこんなに美味しかったの?
いや本当、生涯で初めて食べ物で感動したかもしれない。
小さいころから好き嫌いが激しく、その中でも特に野菜はほとんどダメだった自分ではあるけれども、生涯初めて食べた野菜がここのだったらきっと野菜食べれないなんて時期はなかっただろうな。
本当、初めに感じた味の記憶って重要だよ。
硬い大根の塊にマヨネーズ&醤油なんてサラダを何年も食べてればそりゃあ野菜嫌いにもなるわなあ。
そしてメインの西京焼き。
こちらはサラダバーほどの感動はなかったけれどもやっぱりおいしかった。
味は味噌が主張しすぎずほのかに甘くいい感じ。
身は家で作るようなのとは違って全然べたべたせず、皮ごと箸で切れる程度の柔らかさだった。
メインの西京焼き以外にも味噌汁や煮物の野菜は素材そのものももちろんいいんだろうけれども、それぞれの大きさや厚さが本当にいい具合で調理されてて感動した。
結局11時半ごろから1時間以上居座ってしまった。
その間店の客足は途絶えることはなく、平日、立地的に飛びぬけて恵まれたいないって環境でこれは流石だなぁ、と感心した。
正直家の近くにあったら確実に通い詰めるし。
重ねて言うけれども、食べ物で感動したのは人生初だった。
今回は定食を食べたけれども機会を作って近いうちに絶対また食べに行く。
特に店頭の看板にも紹介されていた特製担々麺、すごく気になる!